1960〜70年代に関西方面から転入した移籍車の第六弾。元は神戸市電1150形で、1955〜56年に川崎車輌・アルナ工機にて計8両製造された。このうち7両が神戸市電全廃に伴い広島電鉄へ転入し、1971年11月そろって竣工した。同時移籍の同系車に1100形5両（1954・60年製）がある。

元は間接制御・カルダン駆動の高性能車だが、神戸時代に1100形と同水準の直接制御・吊掛け駆動車へ格下げ改造されていた。ワンマン化は神戸時代、冷房化は1983年の施工。1100形ともども1998〜2003年に相次ぎ廃車され、1100形は全廃、1150形も1両のみの在籍となった。

• 最大寸法：長12.70m×幅2.438m
• 台車形式：ブリル77E
  • 種類　　：スイングハンガー台車
  • 枕バネ　：板バネ・コイルバネ
  • 軸箱支持：軸バネ式
  • 軌間　　：1,435mm

• 主電動機：50HP(37kW)×2
• 駆動方式：吊掛け駆動
• 制御方式：抵抗制御（直接制御）
• 制御器　：電制付直接制御器
• 制動方式：SM-3 直通空気ブレーキ
• 集電装置：シングルアーム式パンタグラフ