1999年に登場した路面電車は6形式・計13編成32両。

超低床車の普及し始めた年で、日本初の超低床車である熊本市電9700形の2次車（2編成4両）が登場し、さらに新形式広島電鉄5000形（4編成20両）が出現した。超低床車以外の新車も多く、旧型車のみでの運行が続いた東急世田谷線に新形式東急電鉄デハ300形（1編成2両）が導入されたほか、車体更新車の新形式長崎電気軌道1700形（2両）も登場している。増備は札幌市電3300形（2両）・鹿児島市電9500形（2両）で、これらも車体更新車である。

路面電車とは言えないが福井鉄道に新形式の鉄道線型車両610形が導入された（2018年廃形式）。元は地下鉄線車両で新造車ではない。また都電7000形のうち2両が豊橋鉄道へと譲渡され、豊橋鉄道モ3500形に編入された（豊橋鉄道での竣工は翌2000年）。