2023年4月1日現在、東京都交通局には都電荒川線用の車両として5形式33両の電車が在籍する。

2018年までに吊掛け駆動の旧型車7000形が廃車または改造により消滅したことで、都電の車両は全形式VVVF制御・WN駆動車に統一された。現在の5形式はいずれも全長13m（7700形のみ12.5m）・幅2.2mのボギー車。荒川線では全電停のホームが電車床面レベルまで嵩上げされているため、車両のドアにはステップが存在しない。

最初のVVVF車は8500形である。1990〜93年に5両導入された。その後間が空いて、2007年・09年にレトロ調電車9000形が2両登場。以後旧型車7000形・7500形の置換え用に車両導入が相次ぎ、2010年にかけて8800形が10両、2015〜16年に8900形8両が製造された。

7000形のうち8両に限り、2016〜17年に台車・機器を8900形と同一のものに更新され、7700形となった。7000形は2017年6月をもって営業を終了し、旧型車の置換えが完了した。

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